コンサル時代にきつかったこと3選!!

コンサル

私は博士課程修了後コンサルティング企業に勤めていました。博士課程修了後にコンサルティング企業に就職する人も多いと思います。今回はそのような選択をするかどうか考えている人に向けた話をしたいと思います。

一般的にコンサルティング企業は激務だといわれていますが、どのような根拠の下に言われているのでしょうか?

今回は。コンサルティング企業時代にきつかったこと3つをまとめました。

コンサル時代にきつかったこと3選!!

第3位 資料作成

・コンサルの仕事に資料作成はつきもの

コンサルティング企業は、顧客企業からの案件を受注して、顧客企業が抱えている課題を解決し、その実行を支援します。

その過程で必要になってくるのが、資料を通じて案件の進捗や成果物を顧客企業に伝えるという作業です。

自社の課題解決であれば、ある程度進捗管理はされるものの、進捗報告会議での報告はゆるい感じだと思います。私の会社も社内会議はゆるい感じで、口頭で説明しておけばOKという感じでした。むしろ「資料なんて作って無駄な時間をかけるな」という感じでした。

しかし、顧客企業への報告は全く違います。

しっかりとした資料を作成し、内容を過不足なく伝え、さらには質問にもしっかりと根拠を持った内容で返答しなければなりません。

・資料作成には膨大な時間がかかる

資料を作るというのは非常に時間がかかるのは皆さんもよくわかると思います。

頭の中でストーリーを描くのに費やす時間を1とすると、資料にまとめる時間は余裕で10以上になると思います。

このブログもアイディアをまとめたのは15分くらいですが、文章を書いたり、レイアウトを整えたりするので、2-3時間はかかっています。

あおもり
あおもり

私の場合、全業務の6割は資料作成時間だったと思います。(これは私が資料のクオリティにこだわり過ぎていたからかもしれません)

第2位 営業同伴

・コンサルは営業活動も必須

新規案件を受注するために、営業さんと一緒に顧客先へと向かうことがあります。完全新規の顧客もいれば、これまでに案件を受注していて、その継続案件を取りに行くというパターンもあります。

ここでも第3位で述べた資料作成が必要になってきます。顧客が抱えていそうな課題を予想して、その仮説と解決方法のストーリーを描いた資料を持って顧客の前で説明します。

・受注につながるかわからないけど、時間はかかる

この営業同伴で最もきつい部分が、現在アサインされている案件の空き時間に行わなければならないということです。多くのコンサルタントは、複数の案件を抱えています。それらに膨大な時間を割かれるにも関わらず、受注につながるかもわからない営業に少なからず時間を割かなければいけないというところがきつかったですね。

・確度が低い営業は最悪

やっていて一番嫌だったのが、ほとんど案件を発注する気もないのに話だけは聞こうとする顧客でした。

最初の営業で、「こんな課題があるけど、おたくの企業はどんなことができる?とりあえず話をして」といわれると、こちらとしては、時間をかけて仮説やストーリーを組み立てて営業資料を作成します。

しかし、だいたいの場合こうした企業さんが投げかける課題はぼんやりとしていて、喫緊の課題ではなさそうなことが多いです。

そして、いざ説明してみると、予算執行の関係で今は発注できないなどの理由をつけて、また今度ね!みたいな感じになります。

・営業こそコンサルタントの腕の見せ所

もちろんこちらが作ったストーリーが完ぺきに刺されば、相手も前のめりになることもあるかもしれないので、そこはコンサルタントとしての技量が試されるところなのかもしれません。

第1位 顧客打合せ

これは断トツできついです。先ほども触れましたが、コンサルタントは複数の案件を抱えていることが多いです。

この複数の案件にそれぞれ顧客打合せが発生します。

・案件を3つ抱えていた場合

例えば、3つの案件を抱えていたとします。そして、それらの案件が週1回の顧客打合せを必要とするものだとすると、週に3回顧客打合せが存在します。

仮に以下のスケジュールだったとします。

  午前 午後
月曜日 A社打合せ 作業
火曜日 作業 作業
水曜日 社内会議 B社打合せ
木曜日 作業 作業
金曜日 C社打合せ 作業

もちろん顧客打合せで全日つぶれることはないので、半日は作業ができるます。

一週間のうち、作業に充てられる時間を考えると、だいたい3日間です。 3日間の作業で3社の案件を進めることになるので、おおよそ「1日/1案件/週」ということになります。

・顧客の1週間 ≠ 自分の1週間

顧客側からすると、1週間ごとの打合せは、1週間分の進捗を報告されるものだと期待してしまうのですが、こちら側からすると1日分しか作業時間が取れません。しかも、その時間の大半が、自分の頭の中をアウトプットするだけの資料作成という不毛な作業に費やされます。

つまり、1日で顧客が1週間分の進捗だと満足できるような内容にしないといけないということです。

1日で1週間分の仕事なんてできるわけがないですが、案件として受注している以上やらないといけません。これが本当にきつかったです。

進捗会議がなくて、納期にいきなり成果を納品する方が、よっぽどクオリティの高いものを納品できると思います。(そんな案件はないですが・・・)

こうした状況が「コンサルは激務」と言われる所以なのでしょう。

あおもり
あおもり

まぁ、そんな問題も土日に働けば解決しますけどね!!じっくり作業に取り組める土日が一番捗ります!

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回はコンサル時代にきつかったこと3選を紹介しました。

・コンサルの1年は、一般企業の3年!!

いろいろと大変だったとは思いますが、かなり密度の濃い時間を過ごしていたなと思います。コンサルの1年は一般企業の3年に相当するんじゃないでしょうか?

そもそもコンサルは(一部の人を除いて)定年まで続ける仕事ではないですし、自分を鍛えるという意味で入るのも全然ありだと思います。

こんな感じで、今後はコンサル時代に感じたことも紹介していきたいと思います。

ご覧いただきましてありがとうございました。

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